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北部保健所管内でも手足口病が急増しており、特に1歳から3歳の発症者が増加しています。
全国的に、この時期としては過去11年間で最多になっていることが国立感染症研究所から報告されています。
原因となる「エンテロウイルス」にはいろいろなタイプがありますが、報告されているのは髄膜炎などの中枢神経系の合併症を引き起こす恐れがあるタイプが半分以上を占めています。
同研究所は「通常とは違う頭痛や高熱などが起きた場合は、すぐに医療機関を受診してほしい」と呼びかけています。
口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性ウイルス感染症で、幼児を中心に夏季に流行が見られます。
ヒトからヒトへの伝播は主としてせき、くしゃみによる飛沫感染でおこりますが、便中に排せつされたウイルスによる経口感染、水疱内容物からの感染もあります。
特別な治療を要しないことがほとんどです。予防としては患者に近づかない、手洗いの励行などです。
感染経路 | 飛沫感染(せき、くしゃみ) 接触感染(便や水疱から手を介して口に) |
潜伏期間 | 3~7日 |
好発年齢 | 1~5歳 |
症状 | 病名のとおり、手のひら、足の裏、口の中に米粒ほどの赤く盛り上がったブツブツ(水疱)ができる。熱が出ないこともある。 |
患者と接した後や、おむつ交換後は、石鹸と流水で念入りに手を洗いましょう。
下記をクリックすると注意喚起のチラシをダウンロードできます。ご利用ください。
チラシのダウンロードはこちらから [PDFファイル/215KB]
北部保健所(地域保健課・疾病対策班)
電話番号:0979-22-2210(代表)
北部保健所豊後高田保健部(地域保健課)
電話番号:0978-22-3165(代表)