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平成31年1月7日知事定例会見

印刷用ページを表示する 更新日:2019年1月17日更新


動画は「おんせん県おおいた!ちゃんねる」へ                                                   
日時:平成31年1月7日(月曜日)13時30分~
場所:第一応接室


幹事社  あけましておめでとうございます。まず、知事からお願いします。

年頭にあたって

  知事会見

広瀬知事  恒例ですが、今年の県の課題と言いますか、年頭にあたって、どのようなことを考えているかをまず申し上げます。今年は、元号が変わる特別な年でもあり、色々なことが起きそうです。
 2019年度の政府経済見通しでは、経済成長率が実質で1.3%、名目で2.4%ということで、これだけを見ると順調に伸びていく感じがしますが色々な障害もあると思います。
 一つは、消費税率の引き上げがありますから、これをうまく乗り切らなければ景気の足を引っ張ることになると思います。
 また、現在、人手不足から、働き方改革が課題になっていますが、できるところは良いのですが、なかなか、そこまでできないところもあります。このため、働き方改革を全体的にうまくやり遂げないと、これもまた景気拡大の大きな阻害要因になると思います。
 それから、外国人材の確保について、やはり、中小企業よりも大企業、地方よりも都市部に外国人材が集まりそうだという話があります。外国人材の確保を均等にできるのか、また、外国人材を迎え入れるためのどのような体制を整備するのか、よく考えなければ大きなリスク要因になりかねませんので、しっかり対応していかなければいけない課題だと思います。
 国際社会についても、今やグローバル社会であり関係ないという訳にはいきません。その視点から見てみると、中国や、韓国との関係等、波風の要因があります。アメリカと中国との貿易摩擦がどのように収束していくのかということも大変な課題です。それから、EUについてもブレグジットと言いますか、イギリスがうまく離脱できるのか、離脱した後、EUとの良い関係が築けるのかということが、EUのみならず世界経済の大きな課題になっています。
 内外色々な課題があり、いずれの避けて通れない課題ですから、むしろ覚悟を決めうまく対応していくことを考えていかなければなりません。このため、今年という年の認識として、アンテナを高く張り、状況に応じて素早く対応できる体制を整えておく必要があるということを、今朝、職員にも伝えました。
 このような状況の中で、大分県の課題としては3つあると思います。
 一つは、大分県版地方創生の加速・前進です。しっかり人を育てること、魅力的な仕事を作り企業を誘致すること、地域を活性化すること等を念頭に置き、地方創生に取り組んでいくことが大変大事ではないかと思っています。今のうちに取り組んでいかなければ手遅れになると思いますので、しっかり取組を進めていきます。
  二つ目の課題は、先端技術、あるいは先端技術産業への挑戦です。申すまでもありませんが、IoT技術が世の中のありようまで変えようとしている時代ですから、これらの技術をうまく活用し、経済や社会の発展を図っていくことも大事だと思います。昨年、県内の中小企業4社がてんこうの打ち上げに成功したことには、非常に勇気づけられました。宇宙開発や深海調査等新しいフロンティアも広がりつつありますので、こういう新しい産業分野を新しいビジネスのフィールドとして考えていくことも大事だと思っています。
 三つ目は、これは残念な話ですが、近年、何十年に一度という災害が毎年のように続いていて、これまでの治山・治水対策では対応できないところがあるのではないかと危惧しています。そのことも念頭に置きながら抜本的な治水対策として、玉来ダムの工事や、大分臨海部コンビナート護岸工事も始まっています。加えて、県民の安全・安心を守るため、河床掘削や川幅の拡張等の対策を講じ、県土の強靱化を進めることが非常に大事だと考えています。
 地方創生にしても、新しい産業分野への挑戦にしても、あるいは県土の強靱化にしても、県民の皆さんの理解、協力、それから積極的な活動なしにはできないことですから、県民中心で、県民の皆さんとよく対話をしながら共に取り組んでいくという気持ちで対応していきたいと思います。

大分県立武道スポーツセンターの開館記念行事について

 大分県立武道スポーツセンターの建設が着々と進み、いよいよ開館記念行事の概要が決定しました。
 まず、5月11日午前に開館記念式典を行います。同日午後には、県民の皆さんに施設をご覧いただくため一般施設見学会を行います。翌5月12日には、武道9団体が一堂に会する演武会である「大分県武道祭」を開催します。
 また、オープニングイヤー記念事業として、5月26日に「大分県民体育大会」と「大分県障がい者スポーツ大会」の開会式を合同で開催します。このほか、6月には、8、9日に、「第1回宗麟旗争奪全国少年剣道大会」、15、16日に「“アジアドリームカップ2019”国際車いすバスケットボール大会」を開催するなど、1年を通してオープニングイヤーを記念する色々な行事を予定しているところです。
 一般の方の利用開始は6月1日からを予定しています。トレニーング設備等も充実していますので、大いにご利用いただければと思います。
 ただ、9月、10月の2ヶ月はラグビーワールドカップでの占用使用となり、一般の方はご利用できませんので、ご理解を賜りたいと思います。

 大分県立武道スポーツセンター開館記念行事について [PDFファイル/58KB]

ラグビーワールドカップ2019チケット一般先着販売について

 今年は何と言いましてもラグビーワールドカップです。ラグビーワールドカップ開催の年を迎え、会場整備、救急医療・危機管理、交通輸送、観光・おもてなし、広報・イベント等の各分野で、準備を万全の体制で進めているところです。
  加えて、チケットの一般先着販売が、今月19日からいよいよ始まります。これに先立ち15、16、17日の3日間には、昨年1月からの抽選販売で落選された方向けの特別販売も行われます。
 大分県では、予選プール3試合、準々決勝2試合が行われますが、今のところ、チケットの売れ行きについては、組織委員会の方から、好調だと伺っています。
 県としても、大分のスタジアムを満員にできるように、引き続きイベント等にしっかり取り組んでいきたいと思います。

 ラグビーワールドカップ2019チケット購入ガイド [PDFファイル/706KB]

平成30年の交通事故及び犯罪の情勢について

 平成30年の県内の交通事故と犯罪の情勢についてです。
 まず、交通事故については、発生件数が3,541件、亡くなった方が39人、負傷者数が4,535人で、年間の交通事故死者数が初めて40人を下回りました。第10次大分県交通安全計画で、交通事故死者数39人以下とする目標を掲げていましたので、何とかそれを達成することができました。また、発生件数、負傷者数も、平成17年から14年連続で減少になりました。
 それから、犯罪情勢については、昨年の刑法犯認知件数が3,331件で、こちらも、一昨年に比べて627件減少し、平成16年以降15年連続の減少になりました。
 交通事故、犯罪件数の減少は、県民の皆さんのご協力のおかげであり、心から御礼を申し上げます。
 私からは以上です。

 交通事故発生状況 [PDFファイル/81KB]

 交通死亡事故の特徴 [PDFファイル/168KB]

 大分県の刑法犯認知件数(過去16年の推移) [PDFファイル/8KB]


幹事社  ありがとうございます。発表項目について質問があればお願いします。
記者  ラグビーワールドカップのチケット販売がまた始まりますが、大分県にとってチャンスともおっしゃってましたが、ラグビーワールドカップ開催で、どのような効果を生み出したいと考えていらっしゃいますか。
広瀬知事  レガシーと言っても良いのかもしれませんがも、一つは何と言いましても、ラグビーというグローバルなファンが多いスポーツを大分で目の当たりに体感できることです。そのことによって、ラグビーが持つ精神を少しでも感じ取っていただければと思います。ラグビーの精神は、ビジネス分野などにおいても欧米の皆さんが大事にしている価値観だと思いますから、これからグローバル人材を育成するにあたって、非常に大事なことを学べるのではないかと思います。
 もう一つは、経済効果と言いますか、特に観光振興についてです。現在、インバウンドのお客さんが増えていますが、ほとんどがアジアからのお客さんです。これは、大変ありがたいことで大事にしていかなければなりませんが、ラグビーワールドカップ開催ということになりますと、ヨーロッパ、アメリカ、大洋州という今まであまり縁のなかった国からお客さんが来県されますから、インバウンドのウイングが広がるという効果が大きいのではないかと思います。
  このような思いで、地方創生の後押しになるよう準備に万全を期し、大会を成功させたいと思います。
幹事社  その他、発表項目で何かご質問はありますか。
記者  県立武道スポーツセンターが、いよいよ開館ということですが、改めて、県としての意気込みと、この施設を活用したイベント、大規模な大会等の誘致に積極的に取り組まれていくと思うのですが、今後の見通しをお願いします。
広瀬知事  県立武道スポーツセンターを建設するにあたっては色々と議論しました。
 一つは、武道を含む室内スポーツの拠点にしたいということがありました。これまで、そのような施設がなかったり老朽化していましたので、ようやく拠点を得ることができ、色んな試合を開催していただければと思っています。
 二つ目に、県民のスポーツ振興という意味で、県民の皆さんに気軽に使っていただける施設を建設しなければいけないという事がありました。
 それから、三つ目は、このような施設があれば、全国大会や大きな世界大会の合宿を誘致できるようになるという思いがありました。そのような意味で、スポーツ観光の拠点にしたいと思っています。
 最後に、大分スポーツ公園も広域防災拠点になっていますから、いざという時には、防災拠点として使用するということを考えています。
 このような4つの機能をこの県立武道スポーツセンターに期待をしています。
 色々な競技会を開催したいという話もたくさんあるようで、今のところは良かったと思っていますが、しっかりPRし、全国的に使っていただけるような施設にしていきたいと思います。
 大分銀行ドームを拠点にした大分トリニータのように、ここを拠点にしてスポーツをするということが今のところないので、そのような意味でも、売り込みをしていきたいと思います。
幹事社  その他、何かございますか。
記者  先ほどおっしゃっていた治山・治水対策の抜本的な見直しについては、九州地方知事会や全国知事会でも取組があると聞いていますが、県として、来年度、具体的にどのような取組をしていこうと考えられていますか。
広瀬知事  玉来ダムの工事を行っていますが、河川堤防を強化するとかそのようなものでは水害を食い止めることが難しいところの上流に治水ダムを作り、流れ等をコントロールするということで、この工事は抜本的な対策として位置付けています。
 また、大分臨海コンビナート護岸も、これまでの5mの護岸がありますが、老朽化していて、また、地震のときに液状化し沈下すると、南海トラフ地震の津波高想定よりも低くなる可能性があります。このため、嵩上げをしながら、より強度の強い護岸を作る工事を行っていて、これも大事な抜本的な対策だと考えています。
 その他にも、従来の考え方であれば元通りに復旧することを考えていたのですが、元通りにするだけでは、また同じ事が起こるかもしれないので、例えば、一昨年の北部九州豪雨の後、日田の大鶴地区では、河川の湾曲部の流れを直線にして川の流れを良くして水害が起こらないようにするとか、あるいは、河床掘削では、より掘り下げることで流量を増やすというような対策をしていて、このような対策には国の補助もあります。
 このような問題意識を持って知事会から国に提言等を行ったところ、国も、度重なる災害に対し同じ問題意識を持っており、抜本的な対策に係る予算が計上されていると思います。
幹事社  その他、よろしいでしょうか。
記者  今年、力を入れる事として、地方創生とおっしゃられていました。知事が、地方創生をおっしゃられるようになって概ね5年ほど経ったと思いますが、大分県の地方創生がどのくらいうまくいっているのか、うまくいっていないのか、どのように考えていらっしゃるのかをお聞かせください。
 また、知事は、次期知事選に立候補されることを表明しておりますので、これからの4年で、どの段階までの地方創生を成し遂げていこうと思っているのか展望をお聞かせ下さい。
広瀬知事  おっしゃるように地方創生については、少子高齢化、人口減少についてだいぶ前から危機感を持ち、安心・活力・発展の大分県づくりや、子育て満足度日本一等のテーマを掲げ取組を推進してきました。
 このことを例にあげると、平成28年の合計特殊出生率は、実に22年ぶりに1.6台になり、29年もこれをキープし、2年続けて全国で10位以内に入りました。しかし、出生数が増えたかと言うと、まだ減り続けていて、とにかく出生率を上げることを目標に取り組んできましたが、それだけでは足りないと思っています。今の人口減少のスピードから考えると、もっと若い人に大分県に来ていただき、そして結婚して子どもを生み育てたいと思ってもらえるような地域づくりをしていかなければいけないと思います。 
 このため、出会いの機会を作らなければならないということで出会いサポートセンターを開設し、開設からの半年で1,000人に迫る方に登録していただきました。時代のニーズに合っていたのではないかと思いますが、これからも成果を出していかなければいけないと思います。また、若い人が力を発揮できるような仕事を県内に創出していくことも大事で、こちらも成果を出さなければいけないと思っています。
 このように、当初の目標が達成できるよう何とか取り組んできましたが、それよりも、少子高齢化、人口減少の波が非常に大きいというのが実感です。したがって、その大波に負けないようなスピード感を持って、対策を講じていく必要があると考えています。と言いますのも、若い人がある程度いるからこそ、出会いサポートセンター等の取組も成り立ちますが、本当にいなくなってしまったら再生することが本当に困難になってしまいます。
 では、どの段階までいけば良いのかということですが、当然、地方創生の流れができたと実感できるところまで持って行くことが非常に大事ではないかと思っています。合計特殊出生率が上がっても出生数全体が減っているのでは、これはまだ地方創生の目途が立ったと言えないですから、そのようなことを一つひとつ乗り切っていくことが大事ではないかと思います。
幹事社  その他、発表項目について何かありませんか。では、発表項目以外で質問ある方はいらっしゃいませんか。
記者  今の話の続きになるかもしれませんが、昨年12月に、国が新たな地方制度として中枢中核都市を作り、それに大分市が選定されました。中枢中核都市は国が直接支援していく制度になるかと思うのですが、国の地方法制度調査会の議論に期待することや、中枢中核都市への評価、メリットとデメリット等についてご意見をお聞かせください。
広瀬知事  中枢中核都市の話は聞きましたが、全く評価していません。今の中核都市でできないことがあるのかという感じがします。
 また、国が考える地域づくりで、よく議論しなければいけないと思っているのは、国は、どちらかというとコンパクトシティみたいな感じで考えているのではないかと思います。中心部から遠く離れた所は暮らすのは大変だから中心部に移り、便利の良いところで生活したらどうかという感じがあるのですが、それは頭の中で考えているだけの実態を無視した議論で、本当に住民の気持ちを聞いてるのか心配です。行政の考え方ではなく、住民の皆さんの意見を聞き、住み慣れた土地で暮らすためにはどうした良いのかということをよく考えないといけません。
 だからこそ、ネットワーク・コミュニティの構築について、前から申し上げていますし、ネットワーク・コミュニティの方がよほど実現性があり、現にその方向で物事は進んでいるような気がします。
記者  県内である程度規模のある自治体でまとまるような圏域的な議論に関しても、知事は否定的な立場でいらっしゃるのですか。
広瀬知事  いえ、圏域でまとまるのならばまとまっても良いのですが、その時に、中枢中核都市とか何とかということでなければまとまれないのかというとそんなことはありません。中核都市としてまとまれば良いし、あるいは中核という言葉さえ要らないかもしれません。
 うまくまとまった方が良いところが、まとまることは結構なことではないかと思いますが、中枢中核都市ということは、どうも実態無視の議論ではないかと思います。自然な形でそのような形が出てくるのは良いのですが、中枢中核都市ありきというのは、総務省も地方自治を見ているのかという感じがします。
幹事社  その他、何かございますか。
 知事からも話があった外国人材の話に関連するかもしれませんが、2020年度に県内で農林業の専門学校ができるという報道がありました。県として、何か把握されていたり協力されたりということはあるのですか。
広瀬知事  その話は、聞いたことはありません
幹事社  では、各社よろしいでしょうか。
記者  プライベートな質問で申し訳ないのですが、今朝、職員への訓示の中で、お怪我をされたという話をしていたと思うのですが。
広瀬知事  1月4日かな、1月1日にお参りに行かなかったから罰が当たったのかもしれませんが、お宮にお参りに行った帰りに、公舎に帰り着くところでつまずき擦り傷ができました。
記者  他にお怪我はないのですか。
広瀬知事  他にはないです。ご心配をおかけしました。
幹事社  よろしいでしょうか。ありがとうございました。
広瀬知事  今年もよろしくお願いします。
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