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令和元年5月7日知事定例会見

印刷用ページを表示する 更新日:2019年5月21日更新


動画は「おんせん県おおいた!ちゃんねる」へ                                                   
日時:令和元年5月7日(火曜日)13時30分~
場所:第一応接室


幹事社  令和元年5月第1回定例記者会見を行います。よろしくお願いします。
広瀬知事  よろしくお願いします。
 令和元年ということで、4月30日に今までの天皇皇后両陛下がご退位され、5月1日から新しい天皇皇后両陛下になりました。即位後朝見の儀の陛下のおことばを拝見いたしました。歴代の天皇のなされようを心にとどめ、自己研鑽に励むとともに、常に国民を思い、国民に寄り添いながら象徴としての責務を果たしていくというおことばで、新天皇としておっしゃっていただきたいことを全ておっしゃっていただいたのではないかと、非常に感銘深く伺わせていただきました。
 皆さんもご記憶だと思いますが、新天皇は、皇太子時代に10回にわたって大分県におみえになられています。特に2007年12月の第1回アジア・太平洋水サミットで記念講演をしておられます。その講演で、水問題はすべてが相互に関連していて、水供給、衛生、洪水対策などの解決のためには水が持っている多様な性格を幅広く認識し、総合的・統合的な観点を持って、地域の実情に合った取組を進めていくことが重要だということをおっしゃっていました。これも、今の象徴天皇が考えるべき大事なポイントだと思い、感銘深く読み返させていただいたところです。
 これから、なかなか大変な時代になると思いますが、令和の時代が良い時代になりますように心からお祈り申し上げたいと思っています。

即位日等休日法の施行に伴う大型連休中の観光動向調査結果等について

  知事会見

 今年は、4月27日から5月6日まで10日に及ぶ大型連休でしたが、例年実施している観光動向調査をしました。去年のゴールデンウィークは4月27日から5月6日までで、単純には比較できないのですが、去年と比較しながら、結果を報告させていただきます。
 県内の主要な観光施設、屋外16施設、屋内14施設の合計30施設の入場者数は70万人で、前年比37.8%の増加になりました。県内の主要宿泊施設47施設の宿泊客数は、9万6千人で、前年に比べ19.3%増になりました。
 10日間の大型連休であったこと、期間当初を除いて全般的に天候に恵まれたということもあったのではないかと思います。また、県も微力ながら、連休は大分でとPRさせていただきましたので、それも良かったのではないかと思っています。
 家族連れの日本人客が目立ち、それから関東、関西などの遠方からのお客さんも多かったという感想を各施設からいただいています。
 調査対象施設以外にも、この期間中に内覧会や無料開放が行われた昭和電工武道スポーツセンターには2万6百人の方にお越しいただき、スポーツ教室や体験コーナーなどを楽しんでいただきました。
 交通機関については、空路では、大分空港に降り立った旅客数が、3万2千人で前年に比べ11.5%の増加になりました。フェリー航路の上陸者数は、8万3千人で、こちらは64.9%の増加になりました。
 それから、ちょうど、平成30年度の大分空港の利用者数がまとまりましたのでお知らせします。
 平成30年度の利用者数は、200万2,626人で前年度から約7万6千人増え、率にして4.0%の伸びになりました。200万人を超えたのは、平成14年度以来16年ぶりで、過去最高を記録した平成9年度の207万人に、もう少しで届くというところまで迫ってきました。
 国内線と国際線で見ますと、国内線は全ての路線で順調に増加しており、対前年度比4.1%増の186万5,389人になりました。
 国際線につきましては、対前年度比2.0%増の13万7,237人になりました。これは、韓国のティーウェイ航空プサン線、ムアン線が新たにそれぞれ週3便就航したことが大きかったのではないかと思います。
 なお、大型連休中の観光施設の入場者数の詳細についてですが、対前年比で伸び率が一番大きかったのは大分県立美術館の201.2%です。2番目がべっぷ地獄めぐりで168.0%、3番目が九重“夢”大吊橋で142.1%です。九重“夢”大吊橋の142.1%は嬉しい話で、去年は久大本線の花月川橋りょうの復旧がまだでしたから、それに比べると増えたということがあるかもしれません。
 また、宿泊客数の詳細については、対前年比で見ますと、九重、日田、天瀬地域が非常に伸びています。これも、昨年の久大本線の不通の影響があるのではないかと思います。

 即位日等休日法の施行に伴う大型連休中の観光動向調査結果 [PDFファイル/14KB]

 平成30年度大分空港利用者数の状況について [PDFファイル/12KB]

平成30年度企業誘致及び農業への企業参入の状況について

 平成30年度の企業誘致と農業への企業参入についてです。
 平成30年度の企業誘致が59件になり、統計を取り始めた昭和54年以降、過去最多でありました前年度55件を更新しました。
 業種別では、精密機械、中でも半導体関連産業を中心に12件と最も多くなっています。また、IT企業などの情報通信についても過去最多の8件となっています。
 新規雇用者数は1,522名で2年連続で1,000人を超え、これは地方創生を推進していく上で非常に良かったと思っています。
 地域別で見ますと、北部地域が18件と引き続き自動車関連が好調でした。東部地域は12件と平成15年度以降、初めて二桁の大台に乗りました。中部地域も21件と伸びていますが、大分流通業務団地の分譲が非常にうまくいったのではないかと思います。
 次に、農業への企業参入についてですが、平成30年度は20件でした。19年度からの累計では275件の参入となりました。
 30年度の特徴としては、大規模な露地野菜や果樹の参入が多く、活用される農地面積が過去最大の362ヘクタールになっています。また、県外からの参入が過去2番目に多い10件となりました。
 業態別では、最近、件数が伸びていた食品関係が昨年と比べて減っていますが、やはり、販路を持つ企業の参入が増加傾向にあります。
 参入効果については、産出額が約19億6千万円、農業従事者は280名の雇用増を見込んでおり、雇用増があるのは大変大きいことだと思います。

 企業誘致(市町村別、業種別一覧) [PDFファイル/12KB]

 平成30年度 農業への企業参入の実績、参入企業 [PDFファイル/18KB]

平成30年度 農林水産業への新規就業者について

 平成30年度の農林水産業への新規就業者数についてです。
 平成30年度は、農業、林業、水産業合わせて424人で、初めて400人を超えた前年度の402人を上回り、過去最多の新規就業者数になりました。
 内訳は、農業が248人、林業が105人、水産業が71人と、各部門とも最多となっています。
 自営・雇用の推移では、農業で自営就農が176人と前年より18人増えています。特に、農家子弟の就農者が全体の47%を閉めています。
 林業では、林業アカデミーの卒業生9名全員が就業し、林業全体の就業者数を押上げています。水産業も、漁業学校の卒業生4名が就業しており、林業アカデミーや漁業学校の効果が出ているのではないかと思います。

 平成30年度 農林水産業の新規就業者 [PDFファイル/11KB]

新規高等学校卒業予定者の採用枠早期確保要請について

 新規高等学校卒業予定者の採用枠早期確保等についてです。毎年、県内の経済界にお願いをしているところですが、今年も、ご理解とご協力お願いします。
 全国的に企業の求人需要が高水準で、今年も県外企業からの求人需要が高まることが予想されます。また、全国的に人手不足の状況であることから、優秀な若い人材の県外流出が懸念されています。このため、できる限り若者を県内就職へ繋げるように色々と工夫をしなければいけないと考えています。
 大分労働局が高等学校卒業者の職業紹介状況をまとめていますが、平成31年3月の高等学校卒業者の県内就職希望率は73.6%と前年に比べ0.9ポイント増加し、やや好転しています。県民の皆さんの県内企業に対する理解が深まったのかと思っています。
 今月14日に大分労働局長と一緒に県内経済5団体のトップに、採用枠の早期確保、求人票の早期提出、会員企業への積極的な働きかけ等について、ご理解をお願いします。県内にも中小企業が多いのですが、県外で1度落ち着いてからという方も多いです。しかし、それでは人材確保はとても無理ですから機先を制してと考えています。
 この他、県としても、高校生や保護者、教職員向けの合同企業説明会を拡充し、引き続き実施することにしています。
 現在、県内就職を促進し、29年度から3カ年で1万8,500人確保を目標に掲げ努力しています。その結果、平成29年度の実績は約5,200名で、最初の29年度は6,200人を目標にしていましたから、目標からは1,000人不足になりましたが、それでも5,200人は確保しました。内訳は、高校生、大学生やUIJターンで4,773人、女性が91人、シニアの方の就職が332人で、約5,200名になっています。
 目標には1,000人及びませんでしたが、若年者に対する合同企業説明会等を更に充実させ、県内の高校生、大学生等の県内就職を支援します。また、大分県出身者が多い福岡県を中心にUIJターン就職を促進するといったことに取り組んでいきます。女性の場合には、出産・育児等で離職している女性の再就職支援などを行い、シニアの方については意欲的に雇用の機会を探している方も多いので、シニア雇用を検討している企業とのマッチングを図っていきます。
 そのようなことを念頭に置き、この県内就職1万8,500人確保に向け、努力していきたいと思います。

 新規高等学校卒業予定者の採用枠早期確保等に係る経済5団体への要請について [PDFファイル/12KB]

第14回大分県障がい者スポーツ大会

 第14回大分県障がい者スポーツ大会についてです。
 5月18日から、アーチェリーを始めとする競技が県内各地で行われ、5月26日には昭和電工武道スポーツセンターのオープン記念事業として、第72回大分県民体育大会との合同開会式を開催します。東京オリンピック・パラリンピック開催が来年に迫る中ですから、是非、頑張ってもらいたいと思います。また、県民の皆さんにも応援していただければと思います。
 ご存じだと思いますが、卓球競技出場の板井淳記(いたいじゅんき)選手や、アーチェリー競技出場の篠原彩(しのはらあや)選手は国際大会でも活躍していて、お二人ともパラリンピック出場を目指して頑張っておられるのではないかと思います。
 是非、この大会をスタートに全国障害者スポーツ大会でも頑張っていただきたいと思います。

 第14回大分県障がい者スポーツ大会 概要 [PDFファイル/11KB]

ラグビーワールドカップ2019日本大会大分開催に向けた取組について

 最後にラグビーワールドカップ2019日本大会大分開催に向けた取組についてです。
 4月16日から18日にかけて、オーストラリアのノックスグラマースクールラグビー部の生徒が来県し、県内高校生との交流試合を行いましたが、明日8日から12日にかけて、今度は、元オーストラリア代表選手を招いて、県内の小中高校生と社会人を対象にしたラグビークリニックを別府市実相寺多目的グラウンドなど6会場で開催します。
 来県するのは、ジャスティン・ハリソン氏、マシュー・コックベイン氏、ピーター・キムリン氏の3名です。ジャスティン氏とマシュー氏は、過去にラグビーワールドカップに出場し、優勝や準優勝を経験したほどの名選手ですから、良いコーチをしてくれるのではないかと思っています。
 もう一つ、ラグビー関係で、今月18日18時からチケットの第3次一般先着販売が始まります。前回販売終了時の3月31日に売り切れとなっていた試合・カテゴリーも含め、全試合のチケットが再度販売対象になります。
 私からは以上です。

 元オーストラリア代表選手によるラグビークリニックについて [PDFファイル/48KB]

 ラグビーワールドカップ2019日本大会チケット販売スケジュール [PDFファイル/1.05MB]


幹事社  発表項目について、質問のある方はいらっしゃいますか。
記者  若干聞きそびれたのですが、障がい者スポーツ大会の開会式と同時に開催するのは。
広瀬知事  昭和電工武道スポーツセンターができましたので、そのお披露目ということもあり、この障がい者スポーツ大会と県民体育大会の開会式を一緒に行います。
記者  お披露目というのもあると思うのですけが、障がい者の方のスポーツと一緒にしようという意味合もあるのですか。
広瀬知事  今回、開会式を一緒にすることによって、障がい者スポーツに対する理解も深まるだろうと考えています。障がい者スポーツに対する啓発活動ということも、大きな目的にしていますから、良い効果になるのではないかと考えています。
記者  重複になりますが、障がい者の方の文化的祭典である障害者芸術・文化祭も国民文化祭と一緒に開催する形だったと思います。大分県として初めて一緒に開会式を開催することについてどういった受け止めをしていますか。
広瀬知事  障がい者の方にも元気にスポーツ等を通じて社会参加をしていただき、そしてまた、そのことを県民の皆さんに理解していただくことは非常に大事なことだと思います。県民体育大会は同じスポーツ大会ではありますが、それぞれ違った目的がありますので、それぞれ別々に開催しても良いと思います。今回は、昭和電工武道スポーツセンターができ、お披露目も兼ねて、一緒に開会式をするということで、より障がい者スポーツに対する理解も深まっていくのではないかと思っています。
幹事社  他はよろしいでしょうか。
記者  新規高等学校卒業者の採用枠早期確保の要請の関連で質問です。要請と同じ5月14日に外国人材の受入制度の説明会を県の主催で開催されることなっています。地元の人を地元で雇用することも非常に重要なことだと思いますが、外国人材について受入れの必要性と言いますか、大分県にとってどのような位置づけになるかを改めて伺ってよろしいでしょうか。
広瀬知事  申すまでもありませんが、これまでは、どちらかと言えば国内雇用を優先して取り組んできて、その考え方は変わらないのではないかと思います。しかし、全体として、そうも言っていられないぐらい人手不足が深刻になってきていますので、これからは外国人材に頼らざるを得ない分野も増えてくるのだろうと思います。従って、外国の方が、日本という国、大分県という所を選んで来てもらえるような体制を組んでいくことが大事だと思います。そのためには、雇用する企業も、来てもらう地域も色んな努力をしなければいけないのですが、そのような努力をしながら、喜んで来てもらえるような環境を作っていくことが大事だと思います。
 他方、技術・技能の継承といった面では、やはり国内の高校生・大学生にしていただきたい分野もたくさんありますから、できる限り雇用の確保に取り組んでいきます。
記者  外国人材も、もはや売り手市場になってしまっているのではないかという感覚もあると思いますが。
広瀬知事  そうだと思います。だから、むしろ彼らに選んでもらえるように企業も色々と工夫しなければいけませんし、地域も住みやすいと思ってもらえるような努力をしていくことが大事です。これまでの技能実習生のような扱い方では十分ではないと思います。
記者  一番最初に発表された10連休の観光動向調査結果について、今回は、いずれも前年をだいぶ上回り、やはり10連休の効果があったのかなという感じがします。この10連休、県内経済と言いますか観光にとっては良い影響があったと知事としては考えていらっしゃいますか。
広瀬知事  結果的にゆっくり休ませていただいた者とすれば良かったのではないかと思います。しかし、実態として、特にサービス産業の方は、10連休はなかなか取れず何日かは出勤しなければならないということも多かったということですから、そういう方たちのことを思うとなかなか難しい面もあるという感じがします。
 特に今回は、法律を改正し、祝日を作ってということがあったので、そこのところの問題は残ると思います。
幹事社 その他、何かありますか。それでは、発表項目以外で質問がある方はいらっしゃいますか。
記者  県立武道スポーツセンターが、先般ようやく完成しましたが、これから、どのように活用していくのかをお伺いします。ラグビーワールドカップや、その後も見据えた上で、どのように活用されていきたいか改めてお教えください。
広瀬知事  当面は、ラグビーワールドカップのサポート施設として、記者の控室やボランティアの詰め所などに利用する予定ですから、間に合って良かったという気持ちです。
 それから先の活用については、これまで大分県には、全国大会などの大きな大会を受入れられる施設がないというところがありましたが、武道スポーツセンターができましたので、色んな大会等が誘致できるのではないかと思いますし、是非、誘致していきたいと思います。それから、関連で合宿等にも使っていただけるのではないかと思います。
 また、屋内武道・スポーツ関係の皆さんは、武道スポーツセンターの完成を非常に待望しておられましたので、日頃から、県民の方の練習や小さな試合に使ってもらえるのではないかと思います。また、プロバスケット等の方も、もっと大きな施設がないかというようなことを言っていましたから、そういう面でも使えるかもしれません。
 今、申し上げたことも含め、多様な可能性を色々と考えることになると思います。
記者  やはり、ラグビーワールドカップ後も、国内外の大規模なスポーツイベントを誘致し、地域振興を図っていくための基軸、基点になるというお考えですか。
広瀬知事  はい、そうです。スポーツ観光の拠点になれば良いと思っています。
 やはり、あれだけの施設を作ったのですから、武道でもスポーツでも活用して、更に振興すると言いますか、強くなっていくと思います。
記者  JR日田彦山線の関係で、先月の福岡での会議で、BRTの可能性も含めてという提案があったと思うのですが、会議を行ったうえでのお考えと、今、考えられている施策というか取組についてお聞かせください。
広瀬知事  発災から2年近くなる訳ですから、できるだけ早く結論を出し、復旧していかなければならないと思っています。地元の皆さんも、そのことを本当に切望しておられるのだろうと思います。
 先日の会議もそのような気持ちで何か接点はないかと思い、色々と議論しましたが、結局、JR九州から説明があった内容については、まだ、この内容では地元に説明できないという方もおられました。JR九州から説明のあった内容に決定した訳ではなく、このような案も出てきたということで説明したら良いのではないかと言っていましたが、これまでの経緯もあり、大変だと思います。
 JR九州の提案を一つの案として受け入れた訳ではありませんが、考え方を説明する説明会ぐらいは開催しても良いのではないかということもあり、今度開催してもらうということになっています。そのあたりが動き出すと、また色んな展開が出てくるのではないかと思います。
記者  鉄道復旧ありきで会議スタートした中で、BRTという、ある意味、ここで落としどころを着けたいのではないかというようなJR九州の提案だと思います。元々、鉄道ありきで話し合ってきて、もしかしたらBRTなどの方法に変わるということになってもと思うのですが、その点についてのお考えをお聞かせください。
広瀬知事  そのとおりです。鉄道軌道法の改正があり、JR九州が黒字会社であっても赤字路線を復旧するときには、単独での復旧は難しいだろうということで、国や地方自治体が支援できる枠組みができました。この会議で検討を始め、途中で、法律が改正された訳で、そういう意味からしても、鉄道での復旧を念頭に置きながら議論してきましたが、議論の経緯からご存じのとおりで、なかなか、そうはいかないという考え方もあります。しかし、少なくとも交通ネットワークでという考え方があり、あのような話も出てきている訳です。
 だから、決してそれが良いという訳ではないのですが、とにかく利用する地元の皆さん方のことが一番大事なので、最初から否定するのではなく、BRTなども一つの提案として、よく説明していただいたらどうかということになっているのではないかと思います。
 鉄道ありきでスタートしたのですが、議論の過程で、そのような提案も、地元の皆さんの選択肢の一つとして大事だということに変わってきているのだと思います。
記者  たらればという話で大変恐縮ですが、地元説明会をして、地元の意見がある段階でまとまると思うのですが、その時に、地元の方が市や県が税金を出せば鉄道を戻してくれるのだったら、やはり鉄道を戻して欲しいという意見も出る可能性があると思います。
 その場合、そこまでの支援ができるかというところで、県などの自治体が、逆に地元の方達とJR九州との板ばさみになる可能性が出てくるのではないかと思うのですが。
広瀬知事  出てこないですね。
記者  ないですか。
広瀬知事  今の案では、鉄道を運用してるのはJR九州であるにも関わらず、自治体に毎年1億6千万円ずつ負担金を出せという話ですから、大分県議会もそうでしょうけど、福岡県議会も出せないと思います。だから、案にならないのではないでしょうか。
記者  市民の方達が、行政が負担することについて、それが現実的かどうかということを判断ができるかというのは、また別なのかと思うのですが。
広瀬知事  市民の皆さんは、自治体に負担してもらいたいと言うかもしれませんが、県費を支出するには、県としての判断、県議会としての判断になる訳ですから、それは難しいと思います。
 それから、もう一つ、そのような議論になるならば、そもそも負担の分割の仕方がおかしいのではないかと思います。先日、運輸局の方にも、もう少しJR九州が余裕を持って対策できるような方法を考えてはどうかとお話したところです。
 何も、地方の要求を県が受けてやるかやらないかという話ではなく、地方の切実な願いを国が受け、JRの収益の良い資産を少し分配するとか、そういう議論があっても良いと思います。
記者  関連質問ですが、先ほど説明会という話が出ましたが、今のお話だと、県からJR九州に説明会を開催するように投げかけているということなのでしょうか。
広瀬知事  JR九州が説明会をしたいということになるかもしれません。開催して欲しいと言っている訳ではありません。とにかく、地元の皆さんを説得できるのかと。
記者  もしかしたら、説明会をしたいと言っている感じはあるのですか。
広瀬知事  そうだと思います。
記者  時期とか場所とかは、もう確定しているのでしょうか。
広瀬知事  むしろ福岡県側ですね。
記者  福岡県側というのは、福岡県側が調整すべきということですか。
広瀬知事  違います。説明会をしてくださいというところがあれば、するということでしょう。
記者  大分県としては、しても良いと言っているのですか。
広瀬知事  言っていません。大分県は、あくまでも沿線住民の気持ちを尊重しながら、鉄道でないとという話をしています。
記者  先日4月23日に、地元住民の方の考え方が大事だと知事もおっしゃられていますが、どのようにして地元住民の方の意見を集約するのですか。
広瀬知事  今、日田市長が一生懸命、市議会の皆さんとも話しながら集約しているのではないでしょうか。
記者  鉄道を前提に、これまで復旧会議で話をしてきたのですが、先日4月23日の会議では、路線バスや、バスを使ったBRTという方式の鉄道以外の二つの新しい案も提示されました。知事としては、実際、鉄道を前提にお話しされてきて、鉄道への思いが強いと思うのですが、現在、この二つの案に対しては、率直にどのようにお考えでしょうか。
広瀬知事  非常に大事なポイントですが、この案が出る前に、JR九州には、何かJR九州として思いがあるならば案を出してくださいと話をしました。そのときに、大事なのは、鉄道が頭にあって、速達性と言いますか、できるだけ早く目的地に行けること、それから、定時制と言いますか、時間どおり出発するということをお伝えしました。通勤や通学に鉄道を使っているのだから、そのようなことは、しっかり守ることが大事だという話をして、そういう中で、あの案が出てきた訳です。
 これまでの経緯から言うと鉄道が良いのですが、速達性の面からどうなのか、定時性の面からどうなのか、利便性の面からどうなのかということを検証しながら結論を出すことになると思います。
 ただ、さっきも話に出ましたが、毎年1億6千万円の負担というのは案にはなりません。そのようなことをしていたら、そのうち、乗客が増えて黒字化でもしなければ、廃止論議も出てくる可能性もあるので、継続性が非常に大事だと思います。
幹事社  他はよろしいでしょうか。
記者  抽象的なお伺いになりますが、肉付予算の編成作業の状況はいかがでしょうか。
広瀬知事  全く聞いていません。但し、私が県民の皆さんに約束しているのは、地方創生の加速前進、先端技術への挑戦や先端技術産業の振興、それから強靱な県土づくりということなので、これらがきちんと推進できる政策を掲げて議論するよう話しています。楽しみにしているところです。
幹事社 他にありませんか。
記者  先日、旧優生保護法一時金支給法が施行されましたが、県の説明では個別通知はしないということでした。大分県は、全国で4番目に強制不妊手術をしているという中で、相談窓口の開設以外に県が考えている対応策はないのでしょうか。
広瀬知事  国で法律が成立し、相談窓口を設置して、色々とご相談に応じようということになった時に個別に通知をしたらどうかという議論もありました。しかし、同じ日だったと思いますが、強制不妊手術を受けた男性が、亡くなられた奥さんにその事実を言えず、最後の最後に奥さんに告白したということを非常に苦渋に満ちて言っておられるのを見ました。強制不妊手術を受けた皆さんにはそれぞれの事情があると思います。窓口を作って丁寧に対応をしていきますが、こちらから一方的に通知することも差し控えた方が良いと思っています。従って、相談窓口を設置したということは広報していますが、それ以上のことは現在、していないという状況です。
 その結果、今、どのような状況かと言いますと、4月25日に相談窓口を設置しましたが、設置前に7件の相談があり、設置した後は窓口に12件の相談がありました。これを多いか少ないか、なかなか判断が難しいところですが、そのような状況です。大変、悩ましいところです。
幹事社  他はよろしいでしょうか。
記者  少し陽に焼けられた印象がありますが、10連休はどちらかに行かれたのでしょうか。
広瀬知事  10連休はボーッとしていました。皆さんにも内覧していただいた新知事公舎への引っ越しもありましたからね。内覧していただいた翌日に引っ越しし片付けるのが大変でした。
 30日、1日に福岡に行き、5、6日には日田に行きました。
記者  新知事公舎の住み心地はいかがですか。
広瀬知事  県産材を色々と使っていただいていて、竹細工の飾りもあったりして、大分県知事としてはホッとするところもあります。また、1階はコンクリート造、2階は木造ということで、万一の時の危機管理が2階でできるようになっていて、危機管理上も旧公舎から比べると安心かなと感じています。
 ただ、新しい公舎には、まだ住慣れていないものだから風邪を引きました。床暖房とかあるですが風邪を引きましたね。
記者  風邪は、もう無事に治られたのですか。
広瀬知事  ええ。
幹事社  他はよろしいでしょうか。それでは、これで終わります。

広瀬知事  よろしくお願いします。
※知事及び記者の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。[記録作成:企画振興部広報広聴課]
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