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令和2年3月4日知事定例会見

印刷用ページを表示する 更新日:2020年3月11日更新


動画は「おんせん県おおいた!ちゃんねる」へ                                                   
日時:令和2年3月4日(水曜日)14時20分~
場所:第一応接室



日出生台演習場での米軍実弾射撃訓練についての防衛大臣への要請について

知事会見 

広瀬知事  2日のことですが、日出生台演習場での米軍実弾射撃訓練について、河野防衛大臣にお会いし、抗議及び要請を行いました。今回の訓練では、九州防衛局と四者協で交わしている確認書に違反し、午後8時以降に射撃訓練が行われ、また、小火器訓練は実弾射撃訓練の日数に含むという話になっていたのに、予定の8日を超え9日目に行われました。協定や確認書に違反し、信頼関係を損なうものであり、大変遺憾である旨、強く抗議しました。かつ、また再発防止についても納得できる対策を取っていただくよう要請したところです。
 本件につきましては、副知事をはじめとする四者協の皆さんが九州防衛局長に対して抗議し、かつ、私自身も防衛省事務次官に直接電話していたので、防衛大臣からは、抗議の趣旨についてはよく分かると、この訓練は地元の皆さんのご理解をいただきながら実施しているので、このようなことになって大変残念ですという回答がありました。また、再発防止対策については、日米合同委員会で色々と決めているのでそこにあげて話をすると言っていました。大臣と事務次官ご一緒に話を聞いていただいたので、早急かつ確実にしっかりやっていただけるものと思っています。

離島でのドローン物流の地域実装について

 県では、先端技術への挑戦ということで色々と取組をしていますが、今回は、買い物弱者支援を目的としたドローンの社会実装の実証実験を3月から津久見市無垢島を舞台に始めました。
 無垢島は、人口が35人、高齢化率は77%で、離島航路は便数が少なく、水曜日は運休になるため、何かと不便な状況となっています。
 このため、実証実験第1弾では、島民から注文を受けた一般用医薬品などをドローンで配送し、自動化した商品の受発注や受取確認までの一連の流れを検証します。中でも、ドローン配送薬局の開設や、ドローンポート付荷物収納ボックスの運用は全国初の試みです。
 また、物流用ドローンはciRobotics、AIを使った受発注システムはモバイルクリエイト、ドローンポートはエスティケイテクノロジーが設計開発を担当しました。いずれも大分県内企業で、先端技術を活用した取組が広がっています。
 14日には、マスコミ向けに実証実験を公開予定です。一般の方にも、見ていただきたかったのですが、新型コロナウイルスの感染予防もありますので、一般の方にはご遠慮いただくことになりました。
 なお、この実証実験につきましては、薬機法や航空法などの規制もクリアした実験となります。無垢島までの16kmの距離を15分で飛んで、無垢島に設置したドローンポートの荷物収納ボックスに自動的に荷物を収納します。また、使用するドローンも、ciRoboticsが改良したもので、ヘリコプターのような形になっていますから、耐風性能が上がり、航続時間も延びています。

 地域に根差したドローン物流トータルソリューションの実現(令和元年度ドローン物流実証実験実施概要) [PDFファイル/404KB]

大分空港の海上アクセス実現可能性調査の結果について

 大分空港海上アクセス実現可能性調査について、調査結果が出ましたのでご報告します。
 大分空港は、おかげさまで平成30年度の利用者数が平成14年度以来、16年ぶりに200万人を超えました。将来的にも我が国の航空需要は大きく伸びていくことが見込まれることから、大分県の航空需要も伸ばしていかなければならないと思っています。新型コロナウイルスの影響は少し痛手ではありますが、利用者数200万人突破の勢いを更に加速していくためには、やはり空港へのアクセスを便利にしなければならないと思います。
 このような状況を踏まえ、これまで、大分空港への海上アクセスの実現可能性について、高速船とホーバークラフトを対象にして比較検討をしてきました。
 まず、高速船については、空港側も大分市側もフェリーが発着できる港がないため、その整備に時間と経費がかかります。また、港を整備するにしても、空港の近くは難しいので少し距離があるところに整備しなければならず、場合によっては空港からバスに乗って港まで行くことになり、アクセス改善にあまりならないという課題があることが分かりました。
 他方、ホーバークラフトについては、既存の施設が利用できる分、インフラの整備の費用と時間が少なくなります。運航スピードの面も優位で、そういう意味で利便性は非常に高いです。
 しかし、以前あったホーバークラフトによる空港アクセスがなくなったのは、海外からホーバークラフトを輸入していたため、メンテナンスの費用等が高く、事業が継続できなかった経緯があります。そこを何とか改善しなければ、この話は前に進められないという感じでしたが、ホーバークラフトのマーケットを調べてみたところ、イギリスのホーバークラフト会社など結構多く製造しているというところもあったので、メンテナンス費用も抑えられるのではないかと思います。
 また、ホーバークラフトの導入や発着地整備は県が行い、運航は民間事業者が行う上下分離方式であれば、収支の確保等ができるという結果が得られました。このため、ホーバークラフトが最も有効という結論に至りました。
 今後は、この結果を踏まえ、来年度なるべく早い時期に運航事業者の募集を行いたいと思います。順調に運航事業者が決まれば、事業者がいろいろ運行のための乗員の訓練等も含めてやり始めると。そして令和5年中には何とか運航ができるのではないかと考えています。

 大分空港への海上アクセス導入について [PDFファイル/316KB]]

新型コロナウイルス感染症緊急対策特別資金の創設について

 新型コロナウイルス感染症緊急対策で、子どもが休校になって、保護者が仕事を休まざるを得ない場合、給料補償をするということになっていますが、企業自体が大きな打撃を受けるというところもあります。
 そこで、「新型コロナウイルス感染症緊急対策特別資金」という県制度資金を創設します。最近1カ月の売上高が前年同期で3%以上減少し、かつ、その後、引き続き3%以上の売上減少が見込まれる県内中小企業や小規模事業者を対象に、融資利率年1.3%、保証料率が年0~0.35%という大変有利な資金を形成したところです。これまでは、年1.8%~2.0%の融資利率で、保証料が0.75%以内ですから、これに比べるとだいぶ良い条件になります。
 早速、明日から取り扱いを始めますので、中小企業や小規模事業者にとっては、大変な状況ですが、災害時と同じぐらいの債務保証付きの融資ができることになりますので、ご活用ください。
 私からは以上です。

 新型コロナウイルス感染症緊急対策特別資金 [PDFファイル/45KB]


幹事社  ただ今の発表項目について、質問のある方はお願いします。

記者 大分空港への海上アクセスについて、ホーバークラフトの運航再開は、大分県民の皆さんが待っていた部分もあると思うのですが、そもそも利用者数の減少によって廃止されたという流れがあったと思います。年間利用者数を30万人から40万人と想定されていますが、維持していくために、知事としてどういう方策が必要だと考えていますか。

広瀬知事  残念ながら、以前にホーバークラフトが廃止になったのは、メンテナンスの費用などがかかる割に利用者数が伸びないということがありました。だから、この二つの課題をどうにかしないと運航を再開するにしても二の舞になります。
 利用者数については、データが示してるように空港利用者が増えてきて、平成30年には、久しぶりに200万人を超えたということもありますし、仕事で来県された方は、時間が慌ただしいところもありますから、ホーバークラフトを利用する比率が高いと思います。そういう出張で来県される方も増えてきていますので、今の勢いならば、喜んで利用する方も多いのではないかと思います。また、メンテナンス費用については、上下分離方式で、ある程度、県も負担することが大事だと思っています。

記者  今は、エアライナーを利用されている方が多いと思います。エアライナーの運行事業者からすると、利用客が減ることになると思うので、その点についての配慮はありますか。

広瀬知事  それはあるかもしれませんが、ホーバークラフトをしていた事業者がエアライナーも運行していて、ホーバークラフトをやめたので、その問題については、一つの決断をしたのではないかと考えています。

記者  ホーバークラフトの運航事業者は全国に募集するのですか。

広瀬知事  全国です。

記者  上下分離方式ということは、メンテナンス費用は県がみるのですか。

広瀬知事  導入するところは、県が行います。どこまで負担するのかについては、いろいろ交渉があると思いますが、そこは競争条件でもありますし。

記者  運航費用の一部を負担することが前提ではないという理解ですね。

記者  航空需要を伸ばしていきたいということでしたが、目標値はありますか。

広瀬知事  目標値はありません。

記者  大分空港の国際路線については、ティーウェイ航空が再開するという発表がありましたが、他の路線の誘致はどんな状況でしょうか。

広瀬知事  中国などとも話を進めていると、以前、話したと思いますが、新型コロナウイルスの問題もありますから、あまり進んでいないというのが現状です。しかし、是非、広げていきたいと思っています。

記者  新型コロナウイルスが猛威をふるっていて、世界的に旅行の自粛が広がっていますが、長い目で見て、大分へのアジアを含めた旅行者が増えてくるという見通しがあるのでしょうか。

広瀬知事  そういう分析はしていませんが、運航を開始するのは、令和5年の予定なので、その頃には事態は落ち着いていると思います。また、ホーバークラフトの客層は、海外の方の利用もあると思いますが、日本の方も利用されると思います。特に、企業の方は、ホーバークラフトはどうなったのですかとよく聞かれます。出張で来県される方には、非常に便利が良かったということなので、必ずしも、海外のお客さんが中心になって使うという訳ではないと思います。
 国内の旅行者は、新型コロナウイルスの影響もあり、今はさすがに減っていますが、中国や韓国からのお客さんが減っていた時期も順調だったので、そこは、また違った動きがあるのではないかと思います。

記者  コロナウイルスの関連で、マスク不足が心配されていますが、県の備蓄枚数の確認であったり、備蓄を県内医療機関に配ったりなどのお考えはありますか。

広瀬知事  マスクや消毒用アルコールは、思うように手に入らないのではないかというところがあります。県内でも感染者が出ましたので、市町村の備蓄なども含めて、昨日から調べ始めています。加えて、国が、どういう生産計画を持っているのかということも調べてみようと思っています。

記者  昨日、県内での初めての感染者が確認されました。県民にも色々な反応があったと思いますが、県民の反応を受けて、知事として、どのようなメッセージを県民に一番伝えたいと思っていますか。

広瀬知事  県としては、既に相談体制、検査体制などの体制を整え、予防措置や対策について議論をしてきました。したがって、昨日残念ながら県内で感染者が確認されましたが、それは覚悟した上で、対策を考えていた訳だから、あまり慌てふためくのではなく、これまで議論してきた対策を実行に移していくことで対応したいと思っています。
 県民の皆さんには、これまでもお願いした、感染予防対策などを引き続きお願いしたいと思います。

記者  相談もかなり増えているようですが、その辺りは気軽に相談して欲しいということですか。

広瀬知事  2月20日過ぎに相談が増えることを見込んで、相談窓口の回線を増設し、相談を受けやすい体制をとっていますので、何か心配なことがありましたら、相談していただきたいと思います。
 また、既にお願いしてますけれども、心配な気持ちは分かりますが、発熱したときなどには、病院にすぐに駆け込むのではなく、まずは、かかりつけ医に電話して症状等を伝え、それで、病院に行った方が良いということになったら受診をしてください。受診時には、他の患者さんと接触しないようにする必要もあるので、何時頃に行けば良いかなどもきちんと相談してください。

記者  話が戻りますが、ホーバークラフトは、大分県が運航を休止してから、国内で他に導入例がありません。注目を集めるものとして、観光面での効果を期待されているところはありますか。

広瀬知事  あります。日本唯一の早くて楽しいコンテンツとして、どんどん観光面でもPRしたいです。ホーバークラフトは、面白かったねどうなったのと、いまだによく聞かれるので、ようやく、また面白いよって言えるようなるのかなと楽しみにしているところです。色んなPRポイントがあると思いますので、観光面でも研究していきたいと思います。

記者  知事は就任されてから、行財政改革に力を入れ、ラグビーワールドカップなどの例外はありますが、徹底して大型投資をしなかったと思います。今回、ホーバークラフトの導入に最大で85億を投資するという決断をされた背景をお聞かせください。

広瀬知事  行財政改革は支出を抑えるということではありますが、何のために支出を抑えるかと言えば、大事な勝負どころというときに投資ができるようにしておくことが目的で、今回の整備は、長年の懸案で、勝負どころという感じです。とは言え、なけなしの財政をはたいてという訳にはいきませんから、大きな投資をするときは、例えば県立武道スポーツセンターを整備したときも
記者  新型コロナウイルスに感染した方の同居男性の検査結果が、今日、陰性だったと出ましたが、知事としては、ホッとしているという感じでしょうか。それとも、一喜一憂しないという感じなのでしょうか。

広瀬知事  一喜一憂してはいけないと思っていますが、正直に言うとホッとしました。これまでの状況から考えると、陽性ということもあると思っていましたので。

記者  学校休校の要請については、安倍総理が専門家の意見を聞かずに政治決断で行ったということなのですが、知事としては、休校の決定をどのように思っていますか。

広瀬知事  私は良かったかと思っています。このような感染症については、感染を防止することが一番大事です。感染クラスターから、感染が広がっていくようなケースも見られるようになってきていますので、一番心配となる学校について休校要請があったことは、一つの決断になったのではないかと思います。
 専門家の話を聞いていないという話もありますが、何しろ新型のウイルス感染ですから、学者でも、こうですと言えないところもあると思います。それでも、誰かが決断せざるを得ませんし、集団感染を防ぐという大事なポイントで、決断したのは良かったのではないでしょうか。
 大分県でも、感染者が出てみると本当に休校していて良かったと思いました。ただ、ご家族には、色々とご迷惑かけているところもありますので、そこはできるだけのことを考えていきたいと思います。

幹事社  発表項目以外も含めて質問をお願いします。

記者  日田市が先日、地元説明会を開いて原田市長がBRTを容認する方針を示しました。地元自治体がこういった方針を示したことに対する知事のご意見と、知事自身が容認されるかしないかをお聞かせください。

広瀬知事  先日の日田彦山線復旧会議の際に、JR九州や沿線自治体が集まり、議論した結果、BRT構想も一つ案として持ち帰って検討しようということになったと思います。日田市長は、着実に検討を進めて、BRTでいこうという方針になったのだと思います。添田町長も、その方向に進んでいると聞いています。鉄道での復旧が一番良いのだろうけど、ここまで来ると、住民の皆さん、特に通学や通勤で使っていた方にとっては、交通手段がないままというのは困ると思いますから、早く考える必要があるということも申し上げたと思います。段々、議論が収束していくことが大事だと考えます。

記者  知事ご自身のご意見は。

広瀬知事  それは言わないようにします。

記者  そろそろ人事異動の時期ですが、内示日はいつぐらいを考えていますか。 

広瀬知事  もう3月ですから、そうですね。内示日は3月19日を考えています。異動日は4月1日です。

記者  規模はどのくらいでしょうか。

広瀬知事  先日、組織改正案をご説明しましたが、大きな組織改正もないので、例年並みの1,700人ぐらいかと思います。

幹事社  質問がなければ、会見を終わります。

広瀬知事  JR日田彦山線の復旧については、とにかく、早く結論を出さなければならないことは変わっていませんので、年度内には結論を出したいと思います。

幹事社  では、これで終わります。

広瀬知事  ありがとうございました。



※知事及び記者の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。[記録作成:企画振興部広報広聴課]

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