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vol.61 働く女性応援企業 伸和建設株式会社を取材しました!

印刷ページの表示 ページ番号:0002091436 更新日:2023年11月8日更新

地域社会の要へと成長

 

1979年、河川改修や橋梁工事などを手掛ける土木工事業として創業。「顧客からの信頼を第一とし、高品質なものづくりを通じて、地域社会に貢献する」を経営理念に、現在では一般住宅から公共施設まで幅広く手掛ける総合建設業に成長しました。近年では特別養護老人ホームや有料老人ホームなどの運営や、葬祭業などにも進出し、地元中津の発展に欠かせない企業として活躍しています。

育児をしながらの就職活動

  依頼主の悩みを建築士が解決するTV番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」を見て、建設業界で働くことを目標にしたという佐野桃花さん。2021年に入社以来、建設現場全体の工程や安全、品質を管理する現場監督として働いています。入社当初は、「経験のない自分に現場監督が務まるのか」という不安があったそうです。しかし現場に「一業務二人担当制」が導入されているため、ペアとなる先輩社員のアドバイスを受けながら業務を遂行でき、さらに職人が協力的なこともあり、不安は払拭されました。現在では「先頭に立って職人を引っ張るのではなく、職人から様々なことを教わりながら仕事を進めている。現場の潤滑油のような役割だ」と、周囲から高く評価されています。

佐野さんは短大在学中に出産経験があり、育児をしながら就職活動をすることになりました。幼い子どもを抱えているため、多くの企業から採用を躊躇われることもあったそうです。その中で伸和建設を選んだのは、「弊社は企業主導型保育園もあり、育児をしながら働くには最適の環境です」と熱心に勧誘してもらったことが理由でした。入社後も、残業をしていると「早く子どもをお迎えに行きなさい」と促されることもあるそうです。「会社が私のことだけでなく、子どものことまで配慮してくれることに、深く感謝しています。育児をしながらの入社であるにもかかわらず、負い目を感じることなく働けています。今後は一級建築士のような高度な資格を取得し、恩返しができるように頑張ります」と、将来の目標を教えてくれました。

女性が進出する建設業界

  「女性技術者が担当する現場には、女性専用トイレが設置されています。容易に開かない施錠や、周囲からトイレの入り口が直接見えない工夫が施されており、通常の仮設トイレよりスペースが広く、鏡や手洗いも設置されていて快適です」。女性が働きやすい環境整備が進んでいることを教えてくれたのは、2020年に伸和建設初の女性技術者として入社した比嘉亜依璃さんです。佐野さんと同じく、現場監督として活躍しています。

建設現場は依然として女性の少ない職場ですが、工程や安全管理など、男性とは違った視点から業務改善の提案ができ、男性監督では反発を受けるような指示でも、女性が伝えると「とりあえずやってみよう」という雰囲気になるなど、女性であるメリットも少なくないと言います。現場監督の仕事は、「夏場の暑さや冬の寒さなど、季節によって辛さがありますが、施主さんや周辺住民から賞賛や感謝の言葉をいただくこともあり、何より大きなプロジェクトを終えた後の達成感は何物にも代えがたい」と、やりがいを教えてくれました。

 

現在妊娠8カ月で、現場監督としては初めての産休育休の取得者になるという比嘉さん。安心して子どもを預けられる企業主導型保育所を運営し、一業務二人担当制の導入により、時短勤務や急な休みにも対応しやすい伸和建設での就業継続を希望しており、家族や両親からの理解も得られているといいます。「後輩のロールモデルになれるよう、仕事と育児の両立に頑張ります」と語る笑顔が印象的でした。

女性の就業継続において会社ができることは

  「女性は出産・育児で会社から離れる時期が生じます。保育園は、会社を離れている時期にも社員をサポートすることができ、復職するために必要な施設です」と、企業主導型保育園を運営する意義を語る代表取締役の山本寛泰さん。建設業界のIT化が加速し、業務効率化が促進されたことで、女性の参入障壁はかなり低くなってきましたが、就業継続するための障害はまだまだあると考えています。

「休暇の取りづらさも問題の一つです。国の方針で、建設業も完全週休二日制を推進しています。しかし現場監督は、天気の影響で工程に遅れが出たり、職人から休日に現場に入りたいと要望があった時、各種工事検査の前には、責任感から休日に出勤することがあります。そこで弊社では、一業務二人担当制を導入しています」。従来、一人で担当していた専門的な業務をペアで分担することで、休日出勤も分担でき、振替休日はもちろん、急な休みも対応しやすくなります。熟練の技術者と若手を組み合わせることで、OJTのような効果も生まれる相乗効果も見込めるそうです。

山本さんは、コミュニケーションの重要性も強調します。一つの現場が終わったら懇親会を開催し、職場以外の場所で交流を深め、チームの結束を高めるよう心掛けています。「コロナ禍で懇親会が開けなくなっていましたが、コロナも5類に移行したので徐々に再開しています。特に県外出身者で大分に地縁がない社員は、コミュニティー形成を会社に依存する部分も大きいので、コミュニケーションを大切にし、住みやすく働きやすい環境を整えることを重視しています」。

会社概要

企業名伸和建設株式会社
事業内容建築工事及び土木工事の設計施工
設立1979年
所在地 〒871-0025
中津市大字万田648番地1
TEL0979-23-7733

※ 2023年10月現在