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大分県企業局では、地震(津波)対策を計画的に実施しており、地震による構造物の被害防止を図るため施設の耐震化工事を進めております。
今年度実施した工事のうち、判田取水場の沈砂池の耐震化工事についてご紹介します。
○判田取水場について
大分工業用水道事業において、白滝取水口より取水した水を判田取水場から判田浄水場、大津留浄水場の2つの浄水場に導水して、各浄水場より給水を行っています。そのため、給水する水全てが判田取水場を経由しており非常に重要な設備となっております。
○工事内容
今回は判田取水場の沈砂池(砂を沈殿させる池)の耐震化工事を実施いたしました。工事の内容としてコンクリートの隔壁部分にさらにコンクリートを増し打ちする(隔壁の厚さを厚くする)ことで耐震化を図るというものです。
工事箇所位置図
通常時(通常は写真のように水が入っています。)
工事施工前(水を抜いた状態です。)
工事施工後(隔壁の下部にコンクリートを増し打ちした状態です。)
このように大分県企業局では地震(津波)対策を計画的に実施することにより、今後も安定した水質と水量の工業用水を供給していきます。