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第2章 4 資源(しげん)をくりかえし使う「循環型(じゅんかんがた)社会」へ-2

印刷ページの表示 ページ番号:0000247360 更新日:2012年3月9日更新

2.バイオマスって

バイオマスとは何だろう?

 バイオマスは植物の光合成(こうごうせい)によってつくり出される有機性(ゆうきせい)資源(しげん)です。石油や石炭などの化石資源(しげん)には限(かぎ)りがありますが、バイオマスは、太陽と水と植物があるかぎり、持続的(じぞくてき)に再生(さいせい)できる資源(しげん)です。


 バイオマスは、生ごみや家畜(かちく)排(はい)せつ物などの「廃棄物系(はいきぶつけい)バイオマス」と、稲(いな)わらや間伐材(かんばつざい)などの「未利用(みりよう)バイオマス」と、とうもろこしなどの「資源(しげん)作物」などに分類(ぶんるい)されます。
バイオマスの種類

バイオマスはどんなことに利用(りよう)できるの?

バイオマスの利用

バイオマスにはどんなメリットがあるの?

 バイオマスには、地球環境(かんきょう)にやさしい次のようなメリットがあります。

○ 地球温暖化(おんだんか)のもとになる二酸化炭素(にさんかたんそ:CO2シーオーツー)を増(ふ)やさない
 バイオマスの燃焼(ねんしょう)などにより放出(ほうしゅつ)される二酸化炭素(にさんかたんそ)は、生物の成長(せいちょう)過程(かてい)で光合成(こうごうせい)により大気中から吸収(きゅうしゅう)した二酸化炭素(にさんかたんそ)なので、持続的(じぞくてき)な使い方をすれば、バイオマスは大気中の二酸化炭素(にさんかたんそ)を増加(ぞうか)させないという特性(とくせい)を持っています。
 石油や石炭などの化石(かせき)資源(しげん)からつくられるエネルギーや製品(せいひん)をバイオマスで代替(だいたい)することによって、地球温暖化(おんだんか)を引き起こす二酸化炭素(にさんかたんそ)の排出(はいしゅつ)を減(へ)らすことに大きく貢献(こうけん)することができます。

○ 循環型(じゅんかんがた)社会を構築(こうちく)する
 化石資源(しげん)のサイクルが一方通行の使い捨(す)てであるのに対し、バイオマスは太陽、水などの自然(しぜん)の恵(めぐ)みにより、持続的(じぞくてき)に再生(さいせい)が可能(かのう)であり、循環型(じゅんかんがた)社会の形成(けいせい)の基本(きほん)となるものといえます。今後、バイオマスの利活用(りかつよう)を進めていくことによって、循環型(じゅんかんがた)社会への移行(いこう)が進みます。