ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 埋蔵文化財センター > 展示 > 企画展 > 大分県指定有形文化財の「編袋」を紹介します!

大分県指定有形文化財の「編袋」を紹介します!

印刷用ページを表示する掲載日:2022年1月7日更新

 大分県立埋蔵文化財センターの豊の国考古館では、大分県内で発掘して出土した遺物が多く展示されています。その見どころを紹介したいと思います。他にも、多くの優品が展示されていますので、是非お越しください。

●編袋(あみぶくろ)

 この遺物は龍頭遺跡(杵築市)で出土し、約3800年前の縄文時代のものです。ツル植物を編んで作られた袋状の製品です。この編袋は貯蔵穴からの出土で、編袋を使ってイチイガシというドングリを運搬していたようです。縄文時代ではドングリを主食としていたことが分かります。全国的にも数少ない縄文時代の有機質遺物として貴重であるとともに縄文時代の精巧な製作技術を窺うことのできる遺物です。    
 
 編袋の出土状況

         編袋の出土状況