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私の3R 第4回 内川聖一 - 福岡ソフトバンクホークス

印刷用ページを表示する掲載日:2012年2月10日更新

内川聖一写真

 自然豊かな大分で育った僕ですので、東京近辺で生活していたときは帰省のたびに「やっぱり大分の自然は素晴らしいなぁ」と、しみじみ感じていました。この自然を次の世代にちゃんと引き継ぐことができるようにすることが我々の責任だと思います。

 実は、僕自身はと言うと、大分の自然を身近に感じすぎているせいか、「守らないと、なくなってしまう。そして、ひとたびなくなってしまえば、それを回復させるのはほんとうに難しい」という意識が薄かったですね。故郷に帰り、雄大な風景をみていると、これがなくなるかもしれないなんて想像することもできませんでした。まあ、これだけ便利な世の中になったのですから、我々人間が「普通に」生活するだけでも、自然界に大きな負担をかけているわけです。よく考えれば当たり前のことなんですけどね。

 でも、具体的に何をどうするべきなのか、普段の暮らしで何が出来るのかについて、よくわかってなかったのが正直なところでした。ところが、結婚してからは変わりましたね。例えば、我が家には数種類のゴミ箱があります。ゴミの分別というやつです。最初は、このゴミはココ、キャップはココ、という感じで「ルール」を二人で決めていたのですが、僕が大雑把な性格というのもあり、何をどこに捨てるんだったかついつい忘れてしまう。今ではゴミ箱に「ペットボトル※水ですすいで捨てること」とか「キャップはこっち」とか張り紙がしてあります(笑)これで、忘れっぽい僕でも大丈夫です。

 今時、ゴミの分別なんてどこの家庭でも当たり前にやっていることなんでしょうが、こういう小さなことをみんなで積み重ねてゆくことが、最終的には大きな結果を生むんだと思います。「自然を次の世代のために守るぞ!」と大きな目標を立てて、自分にできる小さなことから始める。大きな目標だけを立てても「できることをちゃんとやる」ができないとその目標に近づくこともできませんよね。野球も同じです。ホームランバッターでも、すごいピッチャーでも、素振りやランニング、キャッチボールから始まる。そして、基礎練習を積み重ねて、徐々に「できること」を大きくして行って、ついにはホームランが打てるようになり、すごいボールを投げられるようになる。いきなりホームランを打つ練習をしても続きませんし、結果もうまく行かないと思います。まずは、できることを探してそれをちゃんと継続する、これが大事だと思っています。

 私事で恐縮ですが、僕は今年、パパになります。「豊かな自然を、すばらしい環境を、次の世代の子どもたちにきちんと渡したい」と、今までよりも、ずっとずっと強く思うようになりました。僕自身も、新しく増える家族と一緒に、自分たちにできる3Rを徐々に大きくして行きたいと思っています。

(平成24年2月10日大分合同新聞朝刊掲載)

プロフィール

1982年8月4日生まれ
大分県大分市出身
2001年 大分県立大分工業高校から、プロ野球・横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)入団
2008年 首位打者・最多安打・最高出塁率
2011年 福岡ソフトバンクホークスへFA移籍
史上2人目の両リーグ首位打者、交流戦MVP、クライマックスシリーズ最優秀選手、パ・リーグMVP

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