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知事からのメッセージ 風紋 「情報リテラシー」

印刷ページの表示 ページ番号:0000214976 更新日:2022年11月29日更新

「情報リテラシー」 大分県知事 広瀬勝貞

 

 最近、情報リテラシーという言葉を耳にすると思います。「リテラシー」とは、読み書きの能力という意味で、情報リテラシーと言うと「情報通信技術によって行き交う情報を読み解き、使いこなす能力」ということです。
 一概に情報リテラシーと言っても、「電話さえできればいい」人、「遠く離れた家族と写真をやりとりしたい」人、「好きなアーティストの動向を追いかけたい」人、目的によって易しいものから難しいものまでいろいろありますから、自分に合ったレベルで使っていけばいいと思います。
 ただ、この世界の特徴は、出所の判らない情報が瞬時にどこにでも拡がっていく可能性があることです。セキュリティ対策を少しでも怠ると、サイバー攻撃で個人情報が拡散することもあります。そこは守られてもフェイクニュースや特殊詐欺で被害を被ることもあります。こうした点には十分注意しなければなりません。
 そのようなわけで、情報リテラシーで先ず大事なことは、自分自身しっかりと常識を身につけ、自信を持って行き交う情報に惑わされないことです。
 ネット上の無数の情報を前に、嘘くさいのはどれか、大事なことは何か、最後は自分で判断せざるを得ません。それには常識を磨いておくことです。
 また、ネット上で嘘の情報を流されたり、嫌なことを書かれたりすることもあります。最近はSNSで裏アカウントや裏グループというのもあって、誹謗中傷や仲間はずれ等が問題になることもあります。そんな時は決して一人で悩むことなく、しかるべきところに相談する、相手とのつながりをブロックする、SNS事業者に投稿削除を依頼することも考えられます。
 最近は位置情報共有アプリというのもあるそうです。例えば恋人同士、あるいは仲の良い友人間で自分の居る所を互いに知らせるアプリだそうです。親しき仲にも礼儀あり、いくら親密な関係でもやはり互いのプライバシー尊重も必要ではないでしょうか。ちなみにこのアプリからストーカー等の犯罪につながることもあると聞きます。
 第2に大事なことは、他人に対する思いやりです。情報の拡散力を考えると、相手や第三者について、間違いや迷惑のないように特段の注意が必要だと思います。また、口振りや表情が伴わないネット上のやりとりでは、ついはっきりと、時に厳しすぎる表現になり、感情がこじれてけんかになってしまうこともあることから、十分に気をつける必要があります。
 第3に、ネットのやりとりは、時々対面でのリアルなやり取りで補完しなければ、盛り上がりません。私自身、ズームでの情報交換を随分やりましたが、最終合意し、さてこれからどうやって知恵を出し実行していくかを話し合うのは、やはり対面の会話が必要でした。
 かく申し上げる私も、最近ようやくガラケーからスマホに替えました。子ども達が国内外に分散し、どこそこに旅行に行ったとか、孫が運動会で走ったとか言ってはLINEでやり取りするのを傍で見ていましたが、自分も入れてもらって存在感を示しておかなければ、そのうち居場所がなくなるような気がしてとうとう信念を曲げました。最近は、物忘れ対策としてGoogleの検索機能もよく頼っています。それでも、持ち歩いていると肩がこるので、私の携帯電話は引き続き不携帯電話です。
 デジタル革新の時代、行政もデジタル化を進めており、マイナンバーカードの取得をお願いしています。今なら取得特典もあります。何か難しいことをさせられるのではと心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、市町村役場の窓口に行っていただければ、面倒なことはすべて役所の方でやります。カードを取りますと、いろいろ行政の手続きが簡単に行えるようになりますし、行政の方も、確実、迅速に手続きが進められて助かります。これからもよろしくお願いします。

県政ふれあいトーク 

県政ふれあいトーク1県政ふれあいトーク2

知事は下記の皆さんを訪問し、ご意見をうかがいました。

8/30(火) 佐伯市 宇目地域新たな地域コミュニティ組織設立準備会、山田水産株式会社、
佐伯商工会議所 青年部/佐伯市あまべ商工会 青年部/佐伯市番匠商工会 青年部、下入津ヒラメ組合

問 広報広聴課  097-506-2096