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新時代おおいたNo.85

印刷用ページを表示する掲載日:2012年11月21日更新

11月号トップ画像

特集1    笑顔で子育て
特集2    たくさん食べよう県産魚!
風紋     調印の階段
トピックス   しない!させない!飲酒運転
県民ひろば 九州オルレ「奥豊後コース」を歩こう
お薦め図書コーナー 心ひらいて  とよの国の食彩

 

特集1 笑顔で子育て   

にこにこ笑顔で子育て

子育て満足度日本一を目指す大分県。今回の特集では、みんなで支え合い、育ち合う子育てについて紹介します。

 

ママの気持ち~河野 七海さんの場合~

 出産後に県外から大分に移り住み、育児をしている河野(こうの)七海(ななみ)さんは「最初は、気軽に相談したり、共感し合える友達が近くにいなかったので不安でした」と言います。

「子どもが小さいうちはあまり外出できなかったので、普段は愛おしい我が子に対して行き詰まってしまう時がありました。そんな時は、泣いてもすぐには抱っこをせずに少し距離を置いて『言いたいことが伝わらず、もどかしいのは大人も子どもも一緒だ』と考えて冷静になるよう心がけていました。

 歩き始めてからは安全な遊び場所を求めて児童館に行くようになりましたが、優しくて頼もしい先生や同世代の親子がたくさんいて、友達もできました。知り合いのいない場所に足を運ぶことに勇気が必要でしたが、今では行ってよかったなと思っています」と語ります。

 そんな河野さんに、笑顔で育児をする秘訣を聞いてみると「子どもとこれだけ長い時間一緒にいられるのは今だけなので、できるだけ前向きに楽しんでいます。日々成長する子どもの姿や自分に向けられる笑顔が一番の元気の源です」と生き生きとした表情で語ってくれました。

ママの気持ち 挿絵

 

 

河野七海さん・さつき君

 ↑河野 七海さん 颯生君親子

 

パパの気持ち~篠原 丈司さんの場合

 育児を積極的に行う、いわゆる「イクメン」の篠原丈司(しのはら たけし)さんにお話を伺いました。

「最初の頃は『ウンチが出ているよ。手伝おうか?』と言い、『手伝うという発想がよくない』と妻に怒られていました。家族だから一緒にやっていこうという気持ちが大事だと気づかされたいい経験ですね」と篠原さんは微笑みます。

 また、篠原さんはこう言います。「私の子育てのモットーは、自分が楽しむこと、ほめて自信を持たせること、絵本の読み聞かせで読書習慣を身につけさせることです。また、一番大切なのは、何でも話し合える夫婦関係を築くことだと思っているので、お互いに忙しい時でも意識して時間を確保しています。家事・育児の分担や教育方針についてはもちろん、自分自身のことや将来についてじっくり話して、二人で決めていることが家庭円満の秘訣です。これからも子育てを満喫します」と笑顔で語ってくれました。

篠原さん親子 

篠原丈司さん親子

↑篠原 丈司さん 愛子ちゃん親子


男性の子育て参画 躍進日本一

 6歳未満の子どもをもつ男性が一日に家事や育児に充てた時間の割合に関する2011年の調査では、大分県は「1日86分」で全国第7位。5年前の同調査の「1日36分、最下位」から大きな躍進となりました。
 今後、更なるイクメンの活躍に期待です。

「ホームスタート」先輩ママが応援します!

ホームスタートは、「子育てに悩んでいるが頼る人がいない、ちょっと誰かに手助けしてほしい」というママの気持ちに寄り添う家庭訪問型の支援制度です。平成20年度からホームスタートを始めた豊後大野市にある「やしの実ひろば」の土谷 修(つちやおさむ)さんにお話を伺いました。

 「未就学児がいる家庭に、子育て経験者が週に1度、2時間の訪問を4回程度行っています。悩みを抱えている母親の声を聞き、少しでも支えになりたいという思いから始めました。家庭に訪問するのは8日間の研修を受講後した子育て経験のあるボランティアの方です。ボランティアだからこそ、対等な関係でいられると考えています。主な活動は、母親の話をじっくり聞いたり、一緒に家事や育児を行ったりすることです。利用は無料ですので、悩んだ時には、一人で抱え込まずに気軽に利用してほしいですね」と優しい眼差しで語ってくれました。

 ほかにも豊後高田市や別府市、杵築市、宇佐市、日出町で広がり始めているホームスタート。母親の心に響く温かい支援の形がここにありました。

ホームスタートの様子

↑ホームスタートの様子
(ボランティアの桐島 芙美子さん(左)と阿邊 慶子さん・煌典(おうすけ)君親子)

 

土谷修さん

↑やしの実ひろば 土谷 修さん



おじいちゃん おばあちゃん出番です

  

 親への第一歩を踏み出したパパとママは、初めての子育てに奮闘中です。そんな時に、人生の先輩として親子の気持ちに寄り添いながら、心にゆとりを持って手助けをしてくれる大切な存在がおじいちゃんとおばあちゃんです。助産師会 佐用百合子(さよう ゆりこ)さんと敷嶋 廣子さんは、こう言います。「環境の変化や科学の進歩によって今と昔とで変わったところもありますが、人として育ってほしい心のあり方や大事なことは変わっていません。子育ての主役であるパパ・ママがどうしたいのかを聞いて、楽しく子育てができるようにサポートをお願いします」。

和田和子さんと孫の穂花ちゃん←孫の穂花ちゃんと遊ぶ和田 和子さん

助産師 佐用さんと敷島さん

↑大分県助産師会 佐用 百合子さんと敷島 廣子さん


孫育ての心得    

たくさん抱っこをしましょう

抱っこは赤ちゃんにとって心の栄養です。周りの人が信頼関係を築く手段にもなりますので、抱き癖は気にせずにどんどん抱っこをしてください。

大人が食べ物をかみ砕いて与えないでください

大人の口で食べ物をかみ砕くと、虫歯菌が食べ物を通じて赤ちゃんにうつります。口移しで食べさせるのはやめましょう。

オヤツやおもちゃの与えすぎにご注意ください

我慢させることも大事です。親の教育方針を考慮して、あげるタイミングを図りましょう。

 

子どもの笑顔をなくさないために-大分こども病院 藤本 保院長からのメッセージ-

 しつけは、子どもを一人前の人間に成長させるために必要なものです。その一方で、どんなに愛情があってもしつけの方法を間違え、子どもにとって不利益になる行為をしてしまうと虐待になります。そのような追い詰められた状況になる前に、一人で悩みを抱え込まずに私達医師や子育ての支援機関などに相談してください。あなたの勇気が子どもの笑顔を守ります。子育てで悩むのは当たり前のことですし、親としての成長の一過程です。

 子どもがいけないことをしたら叱ることもあるのでしょうが、できなかったことや期待はずれだったことに対して叱らないでください。失望せずに、できたことを一緒に喜びましょう。一人ひとりの個性を大事にして、良いところをたくさん見つけて、伸ばしてください。

 また、親が笑顔でいることが子どもの笑顔につながりますので、地域の皆さんは、日頃の温かい見守りをお願いします。何かいつもと何か違うなと思ったら、様子をたずねてみてください。お互いに助け合える関係づくりが、これからの地域での子育てには欠かせません。

大分こども病院挿入

藤本 保院長


交流から見つかる子育てのヒント~完璧な親なんていない~

 大分市では、子育ての悩みや関心のあることをグループで話し合いながら、自分に合った前向きな子育ての方法を学「N Pお母さんひろば」が年に2回開催されています。N PとはNobody's Perfect(完璧な親なんていない)という意味で、このひろばは、親としての役割などについて考える交流の場となっています。

 今回は、その講座を卒業後も定期的に集まっているお母さんたちに話を伺いました。
 「子どもがイヤイヤ期に入った時の対応など、講座内でみんなで話したことが今の育児に生かされています」と谷口 奈緒美さんは言います。
 また、山部 和美さんは「こうやって集まって近況を話し合うことが息抜きになっています。子どもの月齢が近いと同じような話題が多く共感しやすいですね。情報交換ができて、助かっています」と語ります。
 そして山本 史恵さんは、「双子を育てていますが、出産後の里帰りから帰ってきた時に、近所に住む人が『困ったらいつでも言ってね』と声をかけてくれたことが心の支えになって、頑張ることができました。たくさんの人の支えがあって育児ができているなと感じています」と笑顔で語ります。

 子育てには正解がありません。子育てサークルや地域の人との交流を通じて、子育てのヒントを探してみませんか?

 時にはピザづくりも楽しむ
↑時にはピザづくりも楽しむ

N Pを卒表したお母さん達

↑右から山本 史恵さん親子、山部 和美さん親子、谷口 奈緒美さん親子



県からのお知らせ

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