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⼤分県では、県内に着任している地域おこし協力隊を対象に、研修を通じ隊員個人のスキルを高めるとともに、地域を越えた人脈づくり(ネットワーク化)を進めることで、地域と連携した地域づくりへの参画ができる人材を育成し、任期終了後における県内への定住促進を図ることを目的とし、「大分県地域おこし協力隊推進事業」を委託により実施しています。
この度、事業の中で地域おこし協力隊員の有志が立ち上げている2つの自主企画プロジェクトの内、「ジモグル。」が開催されましたので、お知らせします。
→隊員自主企画についてはコチラ [PDFファイル/131KB]
「ジモグル。」は、県内各地に着任している地域おこし協力隊が地元に潜りこみ、地元で愛されている味力(魅力)を再発見し、広く県民にPrしていくことを目的としたプロジェクトチームで今年度設立されました。
今回のイベントは、大分県に移住し、その食の豊かさにとても感動した隊員有志が集い、もっと大分県民にその食文化知ってほしいという熱い思いからスタートした企画です。
↑昨年7月から繰り返し行われてきたプロジェクト会議の様子(写真は第1回目顔合わせ)
日 時:平成31年2月24日(日曜日)11時~17時00分
場 所:パークプレイス大分メインステージ周辺(大分市公園通り西2-1)
↑プロジェクトチームで自主制作したポスター
当日は宇佐市、大分市、国東市、津久見市、中津市、豊後大野市、豊後高田市の地域おこし協力隊員が出店をしました。準備に当たっては、隊員がそれぞれ地元の生産者の方にプロジェクトの説明をした上で、多くの方にご理解とご協力を頂き、当日の運営にも携わって頂きました。
午前11時、ご当地ゆるキャラ(隊員)による地域の味力Prでスタートしたイベントは、少し肌寒い日ながらも多くのお客さんで賑わいました。
宇佐市のねぎしゃぶや津久見市保戸島のレモンケーキなど有名なものから、中津市山国の六助焼きなど隊員が選りすぐった地元グルメ約20種類が一堂に会し、購入した家族連れのお客さんなどはその味力を堪能していました。
今回、地元グルメの販売に加え、プロジェクト会議の中で出されたアイディアとして、地元生産者の方が振る舞うお子さん向けの餅つき大会&試食会や、中津市山国の英雄として知られる「毛谷村六助(けやむらろくすけ)」の物語を語る六助太鼓の実演など、地域に根付く文化と伝統もコラボしました。
また各店舗の看板には、大分市の隊員が事業で行っている婚活イベントの参加者に関わって頂き、地域のイメージカラーを考えてつくって頂いたものを使用しました。
今回のイベントでは、初対面の隊員が地域を超えて連携し、地元の方を巻き込んで企画・運営を行いました。
初めての開催だったこともあり、当日イレギュラーな事態などもありましたが、無事イベントを終えることができました。
翌週の26日には、大分市内で反省会議を行い、イベントにおける改善点やコンセプトの再確認、今後の方針などを話し合いました。
県としても、隊員が今回の自主企画を通じて出来たネットワークを活かし、今後も地域と連携した活動を展開して頂くことを期待しています。