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大分県による「おんせん県」商標登録申請について

印刷ページの表示 ページ番号:0000264368 更新日:2012年11月15日更新

大分県による「おんせん県」商標登録申請について

◇大分県による「おんせん県」商標登録申請について 今回の「おんせん県」PR及び商標登録申請について、経緯を説明させていただきます。
 
 これまで、本県では観光に関しての計画・戦略が定められておりませんでした。そこで、今年度に入ってから、市町村、地域観光協会、旅館ホテル組合、観光事業者、NPO法人などの協力も得て、官民協働で「大分県ツーリズム戦略」を策定し、8月28日に公表させていただきました。

 数か月に及ぶ議論の過程で当初は、県内18市町村のうち、温泉のない2市にも配慮して「温泉だけではなく、自然や食、歴史・文化など様々な魅力を売り出していく」ことを検討しておりましたが、全国的にも低い知名度を向上させるためには、本県一番の強みであり、データ的にも日本一が立証されている「温泉」を中心にPRをしていく必要があるとの意見が多数を占めました。

 そのようなことから、最終的に「日本一のおんせん県おおいた ♨ 味力(みりょく)も満載」というキャッチフレーズで温泉と食を中心にPRしていくことを戦略に明記したところで、今後、「日本一のおんせん県おおいた」をPRするためのポスターをはじめとするツールの作成などを計画しています。

 各方面の皆さんからは、営利目的の第三者(他の都道府県は想定していません)が登録した場合などに、「おんせん県」の使用ができなくなったり、使用料が発生したりすることも考えられることから、大分県として保護的な意味合いで商標登録をしておいた方がよいとのアドバイスをいただきました。このような経緯から、念のために10月9日付けで商標登録の申請をしたところです。

 突然メディアやネット上で「おんせん県」の言葉を目にされ、違和感を覚えたという方もいらっしゃるかと思いますが、各県の使用を妨げるという意図は一切ありません。そのような経緯・主旨を説明するため、11月15日付けで全都道府県宛に公文書を発送したところです。今後は、むしろ同じ温泉県として協力しながら、ともに観光振興に取り組んでいければと思っています。

 もとより、日本一の源泉数、湧出量だけではなく、本県が日本一を標榜していくためには、改善しなければならない課題があることも十分認識しています。日本一の名に負けないよう、地域磨きにも官民挙げて全力で取り組んでいきます。

 いずれにしても、観光行政はそれぞれの地域がそれぞれの魅力を発信していく中で旅行者の皆さんに楽しんでいただき、大分県にも、その他の地域にも多くの観光客に訪れていただけるよう協力して取り組むべきだと考えています。

 これからも全国の温泉地・観光地と連携・協力しながら、より多くの方々に楽しんでいただける観光・地域振興に取り組んでいきたいと思っています。

 引き続きご助言・ご支援をいただきますようお願い申し上げます。

  <参考>

源泉数(1)大 分 県 4,538孔(2)鹿児島県 2,784孔(3)北 海 道 2,302孔
湧出量(1)大 分 県  291Kℓ/分(2)北 海 道 246Kℓ/分(3)鹿児島県 193Kℓ/分
                                                                             (環境省・平成22年度温泉利用状況調より)

平成24年11月15日

大分県企画振興部観光・地域局長  森 竹 嗣 夫