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森林整備工事の活用事例
木材を使った土木工事の紹介
森林整備工事の活用事例
丸太柵(筋)工(直川村)
解説
山腹斜面等に施工し、表土の流出や移動を防止し、植栽木の初期成長を促進させる植生基盤的な工法である。
崩壊地は特に表土が流出し、植生が回復しにくい状況にあることから、この工法を施工し、表土の安定と植生環境の向上を図れば、早期の植生回復が期待できる。
また、植生回復後は木材が腐食するため撤去する必要はなく、環境に対する負荷も少ない工法である。
植栽支柱工(湯布院町)
解説
植栽支柱の材料として木材を使うことは、一般的な方法である。
これは、木材支柱が植栽木を固定し、初期活着を促進した後、必要がなくなると、腐食するためである。
このことから、木材は植栽木や周りの環境に負荷を与えることのなく、植栽木を保護できる最適な材料であるといえるのである。
落石防護柵丸太緩衝材(直川村)
解説
落石防護柵の緩衝材としては、従来、土砂や古タイヤなどを利用してきた。
しかし、施工性や維持管理の面から、木材を使用した方が効率が良く、かつ環境に対しても負荷が少ないことから、丸太による施工箇所も増加している。