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白ネギの新方式大苗育苗技術(動画あり)

印刷ページの表示 ページ番号:0002067455 更新日:2021年3月18日更新

白ネギの新方式大苗育苗技術

 白ネギ栽培では、移植機で省力的に定植が可能になる「育苗ポット」による育苗が広く行われています。しかし、苗のサイズが小さいため「定植初期の生育が不安定」「雑草対策が大変」「収穫までの期間が長い」といった問題点があります。
 そこで、これらの問題点に対応した新たな大苗育苗技術の開発を進めています。

(1)ベルトプランター大苗育苗技術

(2)簡易型大苗育苗技術 ※動画あり(下にスクロール)

通常の苗(左)と大苗(右)

図1 通常の苗(左)と大苗(右)

(1)ベルトプランター大苗育苗技術

技術の概要

・本葉2枚程度の苗を細長い育苗容器「ベルトプランター」に仮植し、苗と苗の間隔を広げた状態で二次育苗
・慣行の2倍の太さ(約6mm)の大苗が育苗可能で、専用機材で回収し、既存の移植機で定植
・定植後の生育安定、雑草害抑制、収穫までの期間の短縮効果が確認されている

ベルトプランターベルトプランター拡大

図2 ベルトプランター(右写真;拡大)

仮植用の専用機材

図3 仮植え用の専用機器

白ねぎ大苗

図4 育苗中の大苗

(2)簡易型大苗育苗技術(開発中)

技術の概要

・育苗箱1枚の苗を育苗箱2枚に仮植・二次育苗
・慣行より太い苗が育苗可能で、慣行苗と同様に既存移植機で定植
・定植後の生育安定効果等はベルトプランター苗よりやや劣るが、専用機材が不要で手軽

(仮植作業の様子はこちらの動画をご覧ください)

1 苗を端からつまみ、新しい育苗箱に移します。半分の苗が育苗箱に広がります。

2 縦1列に6株が揃うように、広げた苗の並びを揃えます。中央にかん水チューブが通ります。

3 残った半分の苗を同じようにして新しい育苗箱に広げていきます。

4 広げた苗の上から、覆土器を用いて育苗土を足します。

育苗中の写真

図5 二次育苗中の苗

詳しくはこちらのファイルをご参照ください。 [PDFファイル/1010KB]

備考 仮植作業を楽にする道具について

 アクリル板で仕切りを設けることで、作業がスムーズになります。
仕切り板 斜め上から撮影仕切り板
(横から撮影)            (育苗箱の上に載せた状態)

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